市野川にはたくさんの種類の魚や水生生物が生息しています。
コイやフナ、タナゴにオイカワ、ハヤ、ナマズ。外来種のブラックバスやブルーギル、雷魚、等々。
今は冬ですが、これから暖かくなると川遊びで釣りや手づかみ等で魚を捕まえてみたいと思う人も多くなるはず。
ただし、川には「漁業権」と呼ばれるものが存在し、川で魚を採るにはお金を払う必要があります。
夏の風物詩であアユ釣りのときに、釣り人が腕に腕章のようなものを着けているのを見かけますが、
あれがまさにアユ釣りのためのお金を払っている「証拠」になるんですね。
では市野川で魚を捕まえるには漁業権が必要でしょうか?
それはいくら?
どこで買うの?
そんな疑問を抱いた水系の会のメンバーが、埼玉県県土整備課水辺再生課に問い合わせてみると、以下のような回答でした。
・市野川の漁業権は武蔵漁業協同組合が管理しており、魚を捕る人は遊漁料金を払う必要がある。
・比企地域を所管している武蔵漁業協同組合の規則では遊漁料金は
大人5,000円/年/人、中学生1,000円/年/人、小学生以下は無料としている。
・武蔵漁業協同組合
住所:東松山市神明町2-12-18
TEL:0493-23-8212
なお、遊漁料金の支払いは遊漁券の購入によって行われますが、遊漁券については近くの釣具屋さん等で取り扱われています。
遊漁料金は魚の放流等の増殖に使われます。
自然の川の力だけでは新たな資源を生産する能力が弱く、大勢で捕ってしまうとすぐに枯渇してしまうことから、いつでも魚たちと遊べる川にするには人の手によって増やすことが必要なのだとか。
川をみんなが楽しめる場所にするには、こういった協力も必要なんですね。
勉強になりました。
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